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テレビPRとは?

テレビ向PRのタブー

紙媒体等のマスメディアに属している人にとっても、テレビ業界が特殊な業界であることはしばしば囁かれます。ましてや、他業種の方にとっては、テレビ業界はまるで「魑魅魍魎」の世界であるかのように感じられることもあるでしょう。放送局毎のローカルルールはもとより、同じ放送局でも番組が違えば、プロデューサーが違えば、全く番組の作り方、慣習や使われる言葉すら違うと言われるこのテレビ業界で、プレスリリースを送る企業側はどういったことに気をつけていけばよいのでしょうか。ここではこれだけ早めておいたほうが良いと思われる「テレビPRのタブー」について記述してみます。

テレビ向PRのタブー

制作業務を妨害するような突然のファックスによる配信

特定のテレビ番組やコーナー枠では、ファックスによる情報配信を常に求めているところもあります(例:ワールドビジネスサテライトのトレンドたまごコーナー、夕方ニュース番組枠の視聴者情報募集コーナー等)。しかし、テレビ制作ルームのファックスは、内外部スタッフや既に取材が決まっている外部取材協力者等、多数の方との情報が常に行き来しており、そういった業務の邪魔をするようなファックスを長々と流す事は迷惑以外の何者でもないでしょう。テレビ向けプレスリリースの配信は、きちんと担当者宛てに郵送するのが筋でしょう。また、ファックスによる配信は、テレビ向けプレスリリースにて大事な訴求ポイントであるビジュアルアピール力も半減してしまいます。

番組制作現場に直通しないプレスリリース配信

各番組の制作現場は、テレビ局内のそれぞれの制作ルームに分かれています。また、中にはテレビ局内だけでは制作スペースが足りず、制作会社や放送局近くの外部に部屋を借りたりしてのスタッフルームを用意していることもあります。あたりまえなのですが、このように番組ごとの窓口があり、1つの放送局で1つの連絡先と言うわけではないわけです。それにも関らず、同じ放送局なら全て同じ先(そのほとんどが、放送局内代表や総務部等)にプレスリリースを送りつけているような会社は珍しくありません。同全国放送でも、関西の放送局が制作しているものを配信しているのが関東キー局だったりするケースもあります。そういった番組にリーチしたいにも関らず、のほほんと関東キー局にリーチしたりするような事が無いようにしたいものです。

プレスリリースの情報量

既にテレビ向けプレスリリースの作り方コンテンツで触れましたが、テレビ向けのプレスリリースを配信する際に、あまりにも量が多い「複数枚数モノ」は厳禁です。無駄に情報量がある複数枚数構成のプレスリリースは、即座にゴミ箱へ捨てられる運命にあります。あくまでA4用紙1枚のビジュアル中心で映像演出が想起できる内容に絞り込む事が、テレビ向けプレスリリースクリエイティブの妙でしょう。もちろん、大型ハリウッド映画のプレミア試写会などでテレビ媒体のエンタメ番組などを招待する際には、非常に凝った作りのプレスリリースキットが用意される場合もあります。しかし、通常の企業が情報発信する際に、そこまでコストをかけてプレスリリースを用意することは少ないでしょう。やはり、時間が取れないテレビマンの業務状況を察し、できるだけ、素早く内容を見る事ができるプレスリリースへと作りこむことが望まれます。

突然の発表内容変更

弊社も時々出会いますが、いざテレビ媒体にプレスリリースを送ってみたものの、「やっぱりあの内容を公開するのはやめておこう」と突然の報道発表姿勢を翻意する会社があります。マスメディアからの信頼を失うのに最適な選択といえそうです。一度発表した内容は、必ずそれに対してどのような角度からの質問が来ても答えられるように準備をしておく事は、企業サイドの責任です。

しつこい確認電話(プッシュ電話)

一般的に広報担当者やPR会社がテレビマンから嫌われるのは、こういったことがあるからです。つまり、テレビマンが大変多忙な時間を過ごしている最中に突然電話があり、「お送りしたプレスリリースは見ていただけましたでしょうか?ペラペラペラペラ・・・・」と、一方的に望まれてもいない事をまくし立てる電話の事です。こういったことを「メディアリーチのフォロー」と自画自賛して憚らないPR会社もありますが、時と場合とやり方によっては、フォローどころか大きなビハインドになる事は珍しくありません。テレビ制作マンに電話連絡する事自体は別に悪いことではありませんが、あくまで先方の都合を重視して、特に追加して話すような事が無いのに、しつこくフォローをしたつもりにならないように気をつけたいものです。常に礼儀重視のコミュニケーション姿勢を望むべきでしょう。

取材可否や演出内容などをしつこく聞き出す

同じようなタブーをもう一つ。プレスリリースを送ったくらいで「取材はされるのでしょうか?されるとしたらいつですか?どういった演出の内容になるのですか?」と一方的に盛り上がって質問攻めの電話・FAX・メールを番組煮送りつける企業もあるようです。当たり前ですが、取材価値ありと判断された時しかテレビ制作サイドからは連絡きませんし、連絡がきたとしても、演出内容等にあれこれ指示や口出しを出来る立場ではありません。テレビ番組はそれぞれの取材意図に則って番組を作っているだけで、スポンサーでもない企業にあれやこれやと演出支持をされる筋合いはありません。このあたりもメディアリレーションの経験がない方は多く間違いを犯すことがあるようですので、気をつけておきましょう。PRは広告とは全く違うということを強く意識しておきましょう。